自己学習型AIにBF1をプレイさせる映像を公開!ゲームのデバッグやNPCとしての活用に期待

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バトルフィールド

EAの先進的インタラクティブエンターテインメント研究部門SEEDのテクニカルディレクターMagnus Nordin氏が、SEED(Search for Extraordinary Experiences Division)における自己学習型AIエージェントの開発と、そのAIが「バトルフィールド1」のマルチプレイヤーを一から自己学習していく過程を語っています。

SEEDの目標は、AI、機械学習、バーチャルリアリティ、拡張現実、大規模なリアルタイムのバーチャルワールドなどによる最先端のテクノロジーで、3から5年後のインタラクティブエンターテインメントに影響を与えるような技術を見据える方針で活動しています。

SEEDの最新プロジェクトの一つとして自己学習型AIに「バトルフィールド 1」のマルチプレイヤーを学ばせるというものがあるそうです。学習させたAIと人間のプレイヤーチームをハンドガン装備のみで戦わせたテストでは、人間のプレイヤーが勝利しましたが、AIが人間に近い領域まで達しているのを確認できたとのことです。

AIは「バトルフィールド」のゲームプレイの基本を非常に良く学び、弾薬数やライフがゼロに近づくなど特定の状況に基づいて、自ら行動パターンを変えるそうです。

映像のAI兵士は、人間が操作しているように自然に移動し、敵を見つけると銃を発砲します。たまに焦ったようにジャンプする様子も確認できます。そして、味方と戯れ合うように同じ場所をくるくる回ることもあるようです。

AI

Nordin氏によると、AIは自ら予定立てて行動することがあまり上手くないとのこと。敵プレイヤーなどの目標を見つけると、それに対して行動しますが、視界に何もなければ目標が上手く見つけられず、くるくると回り始めると説明しています。

AIにBF1を学習させるために、まず人間のプレイを30分間観察させ、そこから6日間、全体で約300日のプレイ経験を積ませたようです。現在のAIは行動を学習できますが、チームワークやマップの知識、個々の兵科や装備の理解など多くの戦略的要素には対応できていないため、今後の課題となっているとのことです。

人工知能

Nordin氏は、このAI技術を活用し、より多くのクラッシュレポートの収集バグの発見につながることを期待しているようです。将来のタイトルでは、ディープラーニング技術の成熟に伴い、自己学習型AIがゲームそのものの一部となるものと考えているとのこと。

FPSゲームには、AIと戦う「対AIモード」や「シングルキャンペーンモード」などがあります。今後、高知能なAIの登場で、プレイヤーに適応・進化する高度なAI、マップとクエストを自動生成するシステムなどが実装されるかもしれません。

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