人気/注目作品が続々とEpic Games Storeの独占タイトルに。ファンではなくお金が重要

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Steamに対抗するプラットフォームとして、「Epic Games Store」が2018年12月に登場。現在は無料でゲームを配信して、ユーザーを増やそうとしています。

Epic Games Storeとは

「Epic Games Store」は、Unreal Engineを開発した米Epic Gamesが運営するPCゲーム配信サイトです。Epic Gamesは、2012年に中国テンセントの傘下になっています。フォートナイトを開発した会社でもあります。

Epic Games Storeの魅力は、開発会社の売上の取り分が88%と高く設定されているということ。ちなみにSteamは通常70%が売上の取り分ですが、売上が高いと最高80%まで上がります。Epic Games Storeを使う消費者にとっての魅力はありません。

通常、Unreal Engineで開発したタイトルは、粗収入のうち3,000ドルを超過した金額の5%をゲームエンジン使用料として支払う必要があります。ですが、Epic Games Storeでの売上はエンジン使用料が不要になるそうです。

手数料 参照元:epicgames.com

なので、Unreal Engineを利用する開発会社はEpic Games Storeで販売すると、Steamを利用するより、23%高い売上を得ることができます。

人気/注目作品が続々と独占タイトルに

Epic Games Storeが登場して以降、時限独占・完全独占タイトルが増えてきています。

有名どころでは、
・地下鉄のシューティングゲーム「Metro Exodus (4A Games/Deep Silver)」
・協力シューティングRPG「ディビジョン2 (Ubisoft/Massive Entertainment)」
・PS4人気作のPC版「風ノ旅ビト (thatgamecompany/Annapurna Interactive)」
・ゾンビ協力シューティング「World War Z (Saber Interactive)」
・ABZU開発の新作「The Pathless (Giant Squid/Annapurna Interactive)」
が時限独占・完全独占タイトルとして発表されています。

運営Epic Games以外の開発タイトルが独占配信になるということは、お金が積まれているということなのでしょう。コンソール向けタイトルがXB1で独占になるのと同じ状況です。

人気シリーズ最新作の「Metro Exodus」や「ディビジョン2」はSteamで販売予定だったタイトルですが、2019年1月に独占配信されることが発表されています。過去作のファンではなく、お金が重要なようです。一応、Metro Exodusは時限独占で、ディビジョン2はUbisoft Storeでも販売されます。

また、注目されていたゾンビ映画の協力シューティングゲーム「World War Z」もSteamからEpic Games Storeでの販売に変更されています。

SteamとEpic Games Storeの両方で販売すればいいのにと思いますが、登場したばかりのEpic Games Store独占になるということはお金しか考えていない開発会社なのかもしれません。XB1完全独占になった「タイタンフォール」やXB1時限独占になった「PUBG」のように戦略が間違っている可能性があります。

Epic Gamesアカウントには不正アクセスが多いようで、謎のクレジットカード/PayPal決済があったり、フォーラムに入力したメールアドレスが80万アカウント分も流出したりしています。利用する場合、アカウントには支払い情報を保存しないようにし、パスワードにも注意することをおすすめします。

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