Windows 11のゲーム向け機能 / ゲーミングPCでは標準設定でアップグレード不可の場合も
2021年内に配信予定となっている「Windows 11」のゲーム向け機能の特徴と、「Windows 11」の必要スペックについてです。
Windows 11のゲーム向け機能
Microsoftは、PCゲーマーに向けて力を入れ始めています。Windows 11では、グラフィックが綺麗になる「DirectX 12 Ultimate」、ロード時間が短縮される「DirectStorage」、ビジュアルが改善される「Auto HDR」といった機能が追加されます。
DirectX 12 Ultimate
DirectX 12 Ultimateは、PCとXbox Series Xの両プラットフォームに対応するゲームグラフィックのスタンダートAPIとなっています。統合されたシステムを利用することで、開発者の負担が軽減されます。
機能としては、DirectX レイトレーシングにより映画品質のビジュアルを提供し、Variable Rate Shadingによるフレームレートの向上、Sampler Feedbackによる美しい高解像度テクスチャを用いた高速なゲームロードを実現、Mesh Shadersによる広大なオープンで詳細な世界の実現を可能にするとのこと。
この機能を利用するにはゲーム側もDirectX 12 Ultimateに対応している必要があり、DirectX 12 Ultimateに対応したGPUも必要です。
DirectStorage
DirectStorage(ダイレクトストレージ)は目玉機能です。NVMe SSDを搭載することで、かつてないほど高速なロード時間でゲームをプレイできるとのこと。
DirectStorage テクノロジーを活用することで、CPUにあまり負担をかけることなく、GPUにゲーム データを高速に送り出すことが可能になります。
この機能を利用するにはゲーム側もDirectStorageに対応する必要があり、DirectX 12 Ultimateに対応したGPU、NVMe SSDの搭載も必要です。
Auto HDR
Auto HDRは、SDR (Standard Dynamic Range) を活用している Direct X 11 ベースのゲームタイトルに対して、自動的に HDR (High Dynamic Range) による画質の改善を適用する機能です。
Xbox Series X|Sにも搭載されている機能であり、開発者やプレイヤーに好評な機能とのこと。
この機能を利用するにはHDR対応モニターが必要です。
Windows 11の必要スペック・ハードウェア要件
Windows 11 をPCにインストールするには、以下の基本要件を満たしていないと、 Windows 11 をインストールできません。
プロセッサ | 1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC) |
---|---|
RAM | 4GB |
ストレージ | 64 GB 以上の記憶装置 |
システム ファームウェア | UEFI、セキュア ブート対応 |
TPM | トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0 |
グラフィックス | DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応 |
ディスプレイ | 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ |
インターネット接続 Microsoft アカウント |
Windows 11 Home Edition を初めて使用するとき、デバイスのセットアップを完了するには、インターネット接続とMicrosoft アカウントが必要です。 Windows 11 Home の S モードを解除する場合もインターネット接続が必要です。 すべての Windows 11 Edition について、更新プログラムのインストールや一部の機能のダウンロードと使用にはインターネット アクセスが必要です。 |
現在使っているPCがWindows 11の必要要件を満たしているかは、公式のPC正常性チェックをダウンロードしてチェックすると確認できます。
ゲーミングPCでは基本スペックの部分はクリアしていると思いますが、「TPM 2.0」の部分をクリアできていないゲーミングPCを使用している人も結構いるようです。
「TPM 2.0」をクリアしていない場合、PC正常性チェックでチェックをしても、「このPCではWindows 11を実行できません」と表示されます。
GIGABYTE公式によると、TPMモジュールは「Intel PTT」「Firmware TPM」で代用できるとのことです。
問い合わせが殺到しているので、Windows 11 の TPM 要件に関して一言。
— AORUS (JP) (@AORUS_JP) June 25, 2021
殆どの最新環境では、物理的な (外部) TPM モジュールは不要で、Intel Platform Trust Technology (Intel PTT) または AMD fTPM (Firmware TPM) で代用可能です。
それぞの有効化方法に関しては、後程詳しく解説いたします。(W)
これはGIGABYTE以外のメーカーのマザーボードについても同様で、BIOS設定でTPM項目を有効にすることで、「TPM 2.0」要件をクリアすることができるようです。
ただ、BIOS設定を変更すると、PCが起動しなくなることもあるため、詳しく調べた上、自己責任で実行してください。
情報元:microsoft,microsoft, microsoft, nvidia
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