オーバーウォッチ:日本マップ「KANEZAKA(鉄坂)」の開発秘話が公開!京都と東京を参考に制作

オーバーウォッチの新デスマッチ用マップ「KANEZAKA(鉄坂)」の開発秘話が公式サイトにて公開されています。参考にしたゲームや場所などが語られています。

日本マップ「KANEZAKA(鉄坂)」が登場

KANEZAKA(鉄坂)はこんなマップ

ハナムラ城のお膝元に位置するカネザカは、伝統と現代的な風景が同居する閑静なエリアです。程よく色あせた木造建築や、狐の狛犬が鎮座する神社があるかと思えば、その目の前には高層ビルが立ち並び、昔からある景色と混ざりあっています。

「KANEZAKA」には、一風変わったディテールや「オーバーウォッチ」チームへのささやかなオマージュがいたるところに散りばめられています。猫カフェでまったりしたり、地元の怪しげなバーをのぞいたり、ゲームセンター「PACHIMARI FunFun!」のクレーンゲームを盛大に壊すといった楽しみも味わえます。

開発秘話

以下は語られている内容の一部です。全文を読みたい方は公式サイトでどうぞ。

影響を受けたもの

  • 今回のマップでは、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」と「AKIRA」を参考にしました。
  • デスマッチのレベルデザインに関していうと、近年刺激を受けたゲームは「タイタンフォール」や「Call of Duty」といったシリーズでしょうか。人生通してなら、オリジナル版の「Unreal Tournament」や「Quake III」といった名作にも影響を受けました。
  • 私は実際の街の様子からアイデアを得るタイプで、初期の段階からマップレイアウトの核になりそうな場所のことを調べたり、参考資料を集めたりします。今回は京都東京といった場所を参考にしました。
  • アイデアは主に京都から得ています。より具体的には、祇園や東山のあたりですね。
  • 街の部分はだいたい東京です。特に池袋や下北沢を参考にしました。
  • マップに携わったスタッフの中には、実際に日本に行ったことがある人も何人かいたので、アイデアは最初から山ほどありました。清水寺の門前通りのような由緒ある地域もそのひとつです。

新マップ

小ネタ

  • バーチャル旅行代理店の看板をよく見ると、メックのパイロットの髪の毛にアニメーションをつけています。
  • カネザカモールの5階に「フラミンゴ」という居心地のいいカクテルバーがあるんですが、ここは私の店でノンアルコールのドリンクを自由に楽しめます。
  • 一番かわいらしいオマージュは、猫カフェの壁にかかっている猫のポートレートかもしれません。これみんな、開発チームのスタッフが飼ってる猫なんです。

猫カフェ

マップ全体について

  • このマップでは、ファラ、アッシュ、マクリーが真価を発揮します。垂直方向のアクションが多くなり、探索できるような奥まった場所や隙間は少なめになっています。
  • 古くからの伝統的な街並みが残っているかと思えば、それとは正反対の現代的な光景が広がっているし、狭い路地がたくさんある一方で、開けた場所も多いレイアウトとなっています。マップ全体として見れば、日本らしさをうまく表現しつつ、これまでの「オーバーウォッチ」になかった、一味違う目新しさを盛り込めているのではないかと思います。
  • ユニークなお店や小道具、さまざまなテーマなど、いろいろなディテールがマップの随所に散りばめられていますが、リアリティを出すという点でも、印象が残りやすい場所を作り出すという点でも、非常に重要な要素です。
  • 新マップの舞台はゲームディレクターやチームリーダーが決めることがほとんどですが、具体的なテーマに関して熱い思いがあれば、誰でもマップのアイデアを提案できます。ストーリーや「オーバーウォッチ」のキャラクターに関わりがある場所になることもあります。

FFA

建物や小道具などの決め方

  • 「KANEZAKA」の場合は、レベルデザイナーが用意したデザインの概略を眺めたり、旅行先で撮った取材写真を見たり、Google マップを歩き回って、ここにはこういうものがフィットしそうだぞと考えたり、そういうことの繰り返しでした。
  • ストーリーチームにリクエストされた建物もあります。たとえばバーがまさにそうですね。ですが、ゲームセンター「PACHIMARI」、猫カフェ、モール、「Pugtato」のショップといったそれ以外の建物に関しては、クリエイティブな裁量をもらっていました。
  • 建物全体のテーマから、テーブルにどんな小道具を置くかといった細かい部分まで話し合いました。「KANEZAKA」の場合、現実世界の参考資料がたくさんあったおかげで、マップのさまざまな部分についてのアイデアには困りませんでした。
  • 破壊可能なオブジェクトには特に力を入れています。「このオブジェクトを壊せたら楽しいか?」という観点で考えます。「壊す以外に、そのオブジェクトで何ができるか」も考えますね。たとえば、ゲームセンターの筐体を壊すと景品が出てきます。消火器を壊せば圧力でプシューッと飛び回ります。

オーバーウォッチ

最後に

  • これだけ小さなマップの中に、いろいろなお店やディテールが詰め込まれているので、カネザカという場所の多様性を味わってもらえると嬉しいです。精一杯日本の街の雰囲気を再現しました。
  • 個人的に、「HANAMURA」の都市部をメインにしたマップで「オーバーウォッチ」をプレイしてみたいという思いがあって、それが「KANEZAKA」のアイデアの元になりました。プレイヤーの皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいです
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